これは当社の企業理念です。 そのために私たちが心掛けていることが3つあります。
①小回りをきかせる ②魂を入れる ③お客様を優先する そして“小さくても強くて魅力ある会社”を理想像として掲げ、責任感と使命感を持って日々仕事に取り組んでいます。
河川やダム、ポンプやその他の機械設備など、私たちが係わるもののほとんどは社会インフラです。 近年、様々なエリアで異常気象や自然災害が発生し、こうしたインフラ設備は重要性が高まっています。 また、高度経済成長期に設置された設備が設置後40年を迎えるにあたり、修繕や維持管理の需要が急激に高まりつつあります。
設計から製作、据付、そして点検・メンテナンスまで、全て自社で一環して行なうことができることが当社の強み。 メンテナンスから始まった当社の細やかな技術力を活かし、住民の皆様を守り続けていきます。
東日本大震災の際には、多くの陸閘が壊れてしまいました。連日、報道される被災状況に「復興のために」を誓い仙台営業所を新規開設しました。 さまざまな困難はありましたが、当社の技術力のすべてをつぎ込み、左記写真のような大型陸閘を岩手県宮古市に設置することができました。 水門・陸閘自動閉鎖システムが組み込まれたこの陸閘(7.70m×4.50m)は、Jアラートの通報を受け、自動で閉鎖することが可能です。 東日本大震災の教訓を胸に東北地方から全国へ広がりつつあるこのシステムをいち早く、施工できた経験はさらなる技術力の向上につながりました。 この大型陸閘の製作・設置経験をもとに全国へ営業展開を行っています。 (実績:8.00m×4.50m×1門、9.00m×0.90m×1門、15.00m×1.20m×2門等) 陸閘だけでなく、河川内に設置させる起伏ゲート(18.8m×1.50m)やローラゲート(4.0m×2.3m×2門)の施工経験も豊富に有しています。
私達が関わった水門・陸閘設備は住民の皆様の生活を守る防波堤の一部です。当たり前の生活を守るため、もしもの時に備えるため、私たちは日々技術力の研鑚に努めています。
小規模な排水口には、内外水位差で自動開閉するフラップゲートを設置されるのが通例です。 通常のフラップゲートを設置する際にはコンクリート工事や河川内の水を一時的に止める仮締切工事、などさまざまな工程があり、日数や手間がたいへんかかるものでした。 排水口にたくさん、フラップゲートを設置しなくてはならないのに、手間がかかって大変。もっと簡単に設置できないの? その要望に応え、生み出されたのが「はめて、ギュっとするだけ」をキャッチコピーにした「バンド式ヒュームフラップ」です。ヒューム管にバンドで止めるだけで設置が可能です。 さらに、お客さまからヒューム管にしか設置できないの?管を構造物から飛び出させたくないのだけど、といった要望から 「アンカーボルトで止めるだけ」をキャッチコピーにした「アンカー式ヒュームフラップ」が誕生しました。 近年、需要が増えてきた重圧管に設置できる製品はないの?の要望に応えたのが、同じく「バンドで固定するだけ」の重圧管用フラップゲートです。 湾曲した重圧管に沿って特殊に加工したバンドで止める製品です。 また、河川だけでなくもっと施工が大変な港湾部で活躍できる製品があったらいいのに、という要望に応えたのが「港湾型ヒュームフラップ」です。 他の河川用の製品に比べて大変頑丈な構造をしており、発表当初(平成22年度)から大きな反響を呼んでいます。 「これほど頑丈な簡易ゲートはない」とのお言葉をいただいた時はまさに完成に至るまでの苦労がすべて報われた瞬間でした。
お客様の要望、ニーズに応えて信頼される企業で在り続けたい、その思いを社員一同が共有し、 40年にわたって蓄積された経験・技術を新製品の開発に生かしてまいります。
また、大型ゲートの受注対応等の対応、作業環境の改善、安全性の向上を目的に、八千代工場の増築を行いました。(第1期増築:H27.11、第2期増築:R2.10)
整備の整った新しい事務所・新しい工場で、住民の皆様の尊い生命と財産を守る製品を、お客様に選んでいただけるような品質で提供できるよう、社員全員が力を合わせて取り組んでいます。